特別支援と言うチョイスがもっと楽になるように

知人のお嬢さんが4年生終了時で特別支援級に移動することになりました。
ママもそうとう悩んで悩んで、養護の先生に相談し、主治医の先生に相談し、周辺の特別支援級もいくつか見に行き、特別支援校も見に行き、一年間程準備と覚悟と本当にこのチョイスは間違っていないのかと言う自分への問いとで、真剣に、焦らず、誤らず、と頑張っていました。
幸い近くにある特別支援校の特別支援コーディネーターK先生との出会いがママの気持ちを素晴らしく救ってくれました。
自分の子どもをどうして特別支援級や特別支援校へ移動させなくちゃ行けないのか、と抵抗のあるママたちも多いと思います。普通級に戻って来られなくなっちゃうんじゃないの?  ウチの子はもう普通じゃないって認めなくちゃってことじゃないの? というママ心は痛い程良く分かります。
でも、個別に近い形で、その子のスピードと形に合わせた教育が手に入る、そんな場所を望んではいませんか?
私、個を全体の一部とみなす集合的教育を小学校4年生以降受けていないのです。
国内のちょっと変わった自由教育が売りの学校に4年の途中で転校したもので。
そこでじっくりしっかり一人一人個別に近い形で伸ばしてもらって、とっても良かったんですよ。私は私のやり方があるし、人とは違うし、って、焦らず、たっぷり勉強を楽しめるようにしてもらって気がします。今でも勉強は大好きです。個別指導、またはそれに近い形の少人数教育って、とてもいいものですよ。
さこで気になるのは特別支援につきまとうの「被差別」の匂いですよね。
これ、自分の中にもないかな? ってちゃんと探してみて下さい。自分の子どもはそこにはやりたくない、なぜならそこにいる子たちはやっぱり私たちとは違うから、と感じているあなたがいるとしたら、あなたはあなたの子どもを丸ごと愛していないかもしれません。
どんな子でも普通です。
どんな子でも特別です。
手のかかる子も手のかからない子も、当たり前の一人の子どもです。
身体の弱い子も強い子も、心の弱い子も強い子も、コミュニケーション上手な子も苦手な子も、勉強得意な子も苦手な子も、区別無く、一人の子どもです。
少し手助けが必要な子、たくさん手助けが必要な子、その子に必要な助けのある場所が、その子に取ってよい学習環境です。
そう考えてみれば、特別支援級も特別支援校も、当たり前の場所ではありませんか?
でも。。。と考えちゃうあなた、一度見学に行ってみましょうよ。迷惑にならないように学校公開の時などに行って向こうの風通しよくしてあげましょう。密室だと、そこだけのルールが生じることもあります。よくないループが生まれてしまう時もあるでしょう。風通ししていくことで、私たちの偏見も減って行きます、そこにあるかもしれない不都合も減って行くかもしれません。

そんな風に考えてみませんか?