聴覚トレーニングについて

最近「トマティスセンターが◎◎にもできたのですね」と、聞いたこと無い地域のセンターのお話を元クライアントさんからお聞きしました。
マティスメソッドおよびトマティスカウンセラーは、ルクセンブルクにあるトマティスデベロップメント本社の養成講座を受講したものだけが名乗る権利を持ちますので、はてな? と思って調べてみると、トマティス博士の理論に由来する新しいメソッドでした。
なーんだ。
マティスメソッドには様々な後進のメソッドがあります。
国内でも国外でも、様々な方がトマティスメソッドを学びにいらっしゃり、ご自身にフィットする部分だけを持ち帰って新しくご自身のメソッドや機材を開発されていきました。
「値段を安くするためにXXを取りました」
「簡単にするために△△は省きました」
「この添付CDさえ聴きけば、絶対○○がよくなります大丈夫」
そんな宣伝の言葉を目にすると、ガッカリします。
「トマティスメソッドをより良くした」という言い方は、人の足を踏んでまで前に出ようとする心を感じて悲しくなります。
何が大事か、この新しいメソッドを作った人にはちゃんと伝わらなかったんだなあ、と。
そちらのメソッドの結果には私たちトマティスメソッド側は責任が持てません。
そちらを受講なさった方が「やってみたけどトマティスメソッドは効果がなかったわ」と言われても、私たちは悲しいだけなので、トマティスの名前、®ついていますよ、とお伝えしなくちゃいけないな、と思っているところです。