運動会で見かけたお子さん

運動会の時たまたま見かけた女の子。
幼稚園の年中さんくらいでしょうか、ピストルの音(結局本番はピストル使ってました。耳の敏感な子たちはスタート時に耳を塞ぐのでスタートダッシュ出遅れちゃうのがもどかしかったです)に耳を押さえているのが最初目に入り、ああ、うるさいよねえ、と思って見ていたら、応援合戦などでも耳から手が離れず泣きそうに。
ママがだっこしてどこかへ行ってしまいました。
後ほどママに抱かれて半べその彼女に校舎の中で遭遇。
「うるさいのねー」
「苦手なんですよねぇ」
「耳が敏感なのね、きっと」
「人が、わーーーっ、て言うのもダメみたいで」
そうかそうか、と思いながら彼女を見ると不安げな表情。
彼女は何に今怯えているのだろう、とちょっと考えてみました。
それは「音そのもの」なのか、自分が巻き込まれてしまいそうなある種の「パワー」なのか、「興奮状態にある人々」なのか、と。
怖いしうるさいし、楽しくはないよねえ、と彼女に話しかけると、ちょっとふしぎそうな顔してましたかね。
最初から平気な子も、だんだん平気になる子も、なかなか平気にならない子も、色々な子がいて当たり前なのだけれど、学校教育は「平均」を求めてくるから、難しいですよねえ。