今日のオススメ本

男の子の脳女の子の脳 レナード・サックス 草思社



これはアメリカの内科医で心理学者のサックス先生による、小さい時の脳の男女差を理解しない教師と親たちのために「病気」「発達しょうがい」にされてしまう子どもたちがたくさん存在する、と言う告発本。
外で動き回りたい男の子たちに一時間以上座ってろと言うのは無理な話。
できない事で自己肯定できなくなる事が問題。
女の子たちに対しても教え方が間違って自己肯定が低くなる事が理数系に弱いと思い思われがちな理由。

彼の患者であるADHDの男の子が、ADHD向けサマーキャンプではなくアフリカの大自然の中で狩人としての現地の人たちと一夏過ごす事で、自己肯定を取り戻しADHD的な部分まで修まって行く話は、必読です。