師走師走師走

おおおっ、と言う間に12月、何かと慌ただしいですね。
先日「さらば脳ブーム」川島竜太、を読みました。ブームの渦中で良い事ももちろん会ったけれどヒドい目にもガッツリあったぞー、と言う自己暴露本とでも言いますか、なかなかに読み応えあり。特に産学連携に於ける企業の立場と研究の立場の違いについての記述はとても為になりました(そんな風に読むヒトもいないかとは思いますが)。
この中で国立健康・栄養研究所の健康食品に関する健康情報の信頼性についての5段階ランクが載っていました。
1) 具体的な研究に基づいているか?(体験談や専門家と称する人の話ではダメ)
2)研究対象はヒトか?(マウスやラットなどの動物実験ではダメ)
3)専門誌で論文は発表されているか?(学会発表や査読者がいない雑誌ではダメ)
4)信頼性の高い研究デザインか?(少人数の症例報告ではダメ)
5)複数の研究で指示されているか?
マティスもちゃんと研究しなくちゃね、と思います。
海外では大きい研究もなされていますので、それの翻訳。
そして日本での追試験又は発展的研究。
近づいてくる来年に向けて、やるべき事はいっぱいです。地道に頑張って行こうと思います。