勉強しています

思い立って大学院の入試に向けて勉強を始めました。ずーーーーーっと昔、臨床心理の修士課程にいたのですが修士論文だけが書けずに中断してしまっていたのです。
久しぶりに参考書を買い、この25年くらいで変化した知識にびっくりしたりうっとりしたりして楽しんでいます。

今日はその中から一つ。
元々生まれ持った傾向(性格と言ってもいいでしょう)と言うのは存在している、と乳幼児の観察研究からはっきり提議されています。
例えば「新しい物に対して尻込みする」と言うのも生まれつき持っている傾向であり、なかなか教育で変化させられる物ではない。けれどそれを大人になるまで持ち続ける訳でもない。
大切なのはどんな傾向を持っている子どもであってもそれを親が受け入れるかどうか。受け入れられた子どもは安心してそこから変化するし、受け入れてもらえない子どもはなかなかそこから変化できない、、、ってな事を読んでみて、結婚前の20代の自分が読んでも架空の話だけれど、今読むとつくづくそうだと納得するなあ、と思いました。
ウチの息子にも「新しい事に対して尻込みする」傾向が強くあり、38歳からの子育ての私は「まあいいか」とそれを許して育てました。ホトトギス鳴くまでまとう、の立場です。
もっと若い時の子育てだったり、もっと真面目な自分の子育てだったり、頑張っちゃっていたら?
きっと彼のそこの部分は「変えなくちゃ」「育てなくちゃ」「みんなと同じにしなくちゃ」と思ってターゲットにしてこじらせていたんじゃないかしら、と。
親が焦ってはいけませんな。お茶でも飲んで一息ついて、今日も元気にいきましょう。