運動会のピストルの音

運動会のピストルの音が苦手な子たち、どこの学校にもいますよね。
一生こうなのかしら? と心配に思う母としては「ここで頑張らせねば」とつい肩に力が入りがち。
でも、年とともに音に対する過敏さが下がって行く子もいるんです、大切なのは心理的に追いつめない事。聴覚は心理的な影響を一番受けやすい感覚ですから。
年とともに下がらない子もいます。ヘッドホンやイヤーマフ、耳栓を学校から勧められてガッカリしている母たちもいますし、逆に学校でそれを付ける事を断られた、とガッカリしている母たちもいます。
それら「音遮断系アイテム」を1日のうるさすぎる部分だけ上手に付けて良くなる子もいます、それらを使う事でさらに度合いが上がって一日中離せなくなってしまう子たちもいます。
本当に、一人一人、みんな違うんです。
ただ、1つ言える事は、一番の環境であるお母さんがちゃんと受け止めてあげている子たちはなんとかなりやすいし、そうでない子たちは拗れやすいように見える事です。

そして、トマティスのセンターで聴覚チェックを受けるとびっくりするほど小さな音でも「うるさいの」と耳がキャッチしてしまっている場合もあり、そりゃあ運動会のピストルなんて、爆弾が落ちたみたいな音だろうねえ、と伝えてあげます。
みんな「あ、やっと分かってもらえたのかな?」と言う顔をします。